日本人の歯の寿命をのばすカギとは?

歯と一緒に失われるものとは?

気付かずに失われるものとは

img_lose01

歯を失って困る事は、食事がしづらくなると言う事だけなのでしょうか?
もちろん、それは大きなウェイトを占めると思います。
ただそれ以外にも、歯と一緒に失うものはたくさんあるのです。

せっかくなら、失ってから初めて気付くのではなく事前に知っておきたいですよね。
最終的には総医療費が増えて家計の負担が大きくなる・・・
そんな事実もありますが、まずは想像出来るところから少しずつお話ししていきます。

まずは、歯を失って思いつくのは先ほどもお話ししたように
食事がしづらくなるという事です。
では、次に多くの人が悩むのは何でしょうか?


見た目から起こる負のスパイラル

ある程度、察しがつくと思いますが、見た目です。
見える部分の歯が入れ歯になったり銀歯になったりすると、とても気になる方が多いです。
また歯が抜けた事により、かみ合わせがどんどん崩れて前歯が出っ歯になったり歯並びが悪くなったりします。

人と会っても、歯を見せて笑う事が出来なくなり、
入れ歯を外すのが嫌で友達との旅行などもめっきり減ってしまった方もいらっしゃいます。
女性はもちろんですが、男性の方でもすごく悩まれる事です。
次は、どんな事があるのでしょうか?


知られざる歯を失うことによる身体への影響

それは食べ物が食べにくくなる事により栄養バランスが崩れるという事です。
歯の本数が減る事により、三大栄養素やビタミンなどの摂取のバランスが崩れます。
では、実際どういう変化をおこすのでしょうか?
結論から言うと、ほぼ全ての栄養素の摂取量が減るという事です。
逆に、摂取量が大きく増える栄養素があります。
それは糖質(炭水化物)です。

なぜ、糖質の摂取量が増えるのでしょうか?
理由は、歯が減った事により、食事が軟らかい食べ物中心となってくるからです。

歯の本数が減れば、かみ合わせの力や噛み合う面積が減ります。
それに伴い、今で普通に食べていた物が食べにくくなるのです。
今、歯がある方には感じにくいかもしれませんが、もしあなたの歯が5本・10本・15本と
どんどん歯が無くなった事を想像してみて下さい。

今と同じような食事が可能でしょうか?
買ったばかりのハサミと、使い続けて刃こぼれしたハサミでは同じように
スムーズに紙が切れないように、歯もとても咬みにくくなります。

結果、軟らかい物を好むようになりそして糖質の摂取量が増えて他の栄養素は減ってしまうのです。
そんな食事の偏りによって、次に起こる問題はメタボリックシンドロームや生活習慣病の助長です。
他にも、咬む回数も減って脳の刺激も減り認知症のリスクも上がります。

※財団法人8020 推進財団:永久歯の抜歯原因調査報告書;2005.3 ※吉武裕:高齢者の体力と口や歯の関係,口腔と全身の健康との関係Ⅱ;財団法人8020 推進財団,東京

その結果総医療費(医科も含む)が増えてしまうという事実があります。
歯を失う事は、これほどまでに体全体まで影響しているのです。
にわかには信じられないかも知れませんが、それはいくつもの統計調査による客観的な事実なのです。


80歳の方の人生の楽しみ 歯が20本ある人、ない人

すこし違った角度からの調査があるので、その結果をお伝えいたます。

「80歳の方に今の楽しみはなんですか?」 と質問した結果です。
対象の方は、80歳で20本以上の歯がある方とそうでない方です。

結果は、80歳で20本残っている方は、旅行やスポーツ、趣味、お友達との食事会など楽しみが様々で、
とてもアクティブに活動されている方が多いのです。
一方、そうでない方は家でテレビを見る方の割合が増え、外との関わりを持つ方が減ってしまっています。

歯が少なくなることで、食べるものに制限がでて、体力も低下すれば、外に出る気持ちにもなれないのかも知れません。 この様に歯がなくなることはあなたの生活あなたの人生に深く関わり、一緒に失われるものは予想以上にとても多いのです。

ここまでで、【日本の歯の現状】と【歯と一緒に失われるもの】についてお話しいたしました。
おそらく皆さんはできれば歯を長く残したいと思われてると思います。
では、実際に歯の寿命をのばす事は可能なのでしょうか?
70歳の時に、半分の歯を失うという現実は、歯の寿命でありしょうがない事なのでしょうか?
それを探るヒントは海外(北欧)にあります。
日本と海外(北欧)とはどんな違いがあるのでしょうか?
それを次のページでお話しいたします。

 

次のページへ