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歯の寿命をのばす会って?

理念と団体概要

img_about01『心臓病になった事はありますか?』

実は、私は30歳の時に心臓病になりました。
2006年の7月です。

数日前から微熱があり、電車で座っていても、なんだか疲れてしまうんです。

それでも治療があったので、頑張って仕事をしていました。
ただ体調がドンドン悪くなって行きました。

その時、たまたま60分の治療予約の患者さんがキャンセルになり、近くの内科に行きました。
『熱もありますが、動悸の様な感じもあり調べてもらえませんか?』と。

お医者さんも、忙しい中でただ診察するだけでなく、しっかり心電図をとってくれました。

その後、しばらく受付で待ってから、再度先生に呼ばれて診察室に行くと

『うちでは治療できないし、すごく危ない状況だから救急車を呼びます。』

『え・・・。』

あまりの事にビックリしました。

動けない訳ではないしタクシーで行きます。
と言っても先生からはダメと言われて、有無を言わさず救急車を呼ばれて横浜市民病院に送られました。

そこから再度検査をしてくれて、すぐにCCUの部屋に行く事になりました。
CCUとは循環器系、心臓疾患系の重篤な患者さんを対象とした冠疾患集中治療室の事です。

その後、妻や子供も呼ばれて、危険な状況であると告げられました。
その時に思ったのが

『え!まだ30歳だし、なんで私が・・・。』

という言葉にできないほどの気持ちでした。

それから2週間経って病状も一時より良くなり、病院内なら少し動いて良いとの事になり、病院内のファミリーマートに置いてあるフリーで使えるパソコンで病名を調べると

「5年の致死率が13%」

と書いてあって、かなり頭が真っ白になりました。

13%と言えば確率的に低い事は低いですが、8発弾が入る拳銃1発は実際の弾が入っているロシアンルーレットをしている様な状況です。

『8人に1人が5年で死ぬ・・・。子供もまだ1歳なのに。』

周りが心配しない様にカラ元気は出していましたが、内心はすごく不安でした。

それから病状もよくなり、3週間で退院して、今ではすっかり完治と言われて問題ないないので話せる事です。

ただ私がその小さい生死の体験を通して、思った事が一つありました。

『今ある物が、永遠にある訳ではない。
でも今ある物は、永遠にあると錯覚しやすい。』

と心の底から感じました。

健康も人間関係もそうだと思います。
その体験を通して、私が出来る事は何だろう?

と考えて見た時に出た答が

『もっと世の中の人に、歯の大切さや歯の寿命を知ってもらおう。』

という事です。

なぜなら、歯も普通にある時はその大切さもなかなか感じず、そして永遠とあると錯覚しやすいからです。

実際に虫歯や歯周病で歯を失う時が来ると
「100人中100人の方が歯を残したい」と感じ、歯の大切さを感じます。

そして多くの方が

『もっと早くから歯を大切にしておけば良かった・・・。』

と言われます。

私は、歯科医師は悪くなった歯を治療するのは大切だと思っています。

ただ、それ以上に、歯を悪くさせない為に、歯を抜くような状況にならない為に、
患者さんに歯の事をお伝えする事も大切な仕事だと思っています。

しかし、実際にいろいろな歯科医院を見てきた中で思った事が
日々の診療で歯科医師も患者さんもじっくり話をする時間が取れなかったり
また伝え方も難しい為に明確に伝わってないケースがあります。

そこの歯科医師と患者さんの間を取り持つ、大切な歯の情報を分かりやすく伝えて行ければ
たくさんの患者さんの歯を救えるのではないかと考え、
「一般社団法人 歯の寿命をのばす会」を設立しました。

歯の寿命をのばす会の取り組みは2点です。

1)全国の歯の事で困っている患者さんに向けて、歯の正しい知識をお伝えします。
⇒正しい知識を患者さんが知る事で、歯の寿命をのばす事が出来ます。

2)歯科医師や歯科衛生士に、患者さんに分かりやすい説明方法や患者さんに正しい知識をつけてもらう為の説明講座や資料を作っていきます。
⇒歯科医師・歯科衛生士の伝え方や説明がより分かりやすくなれば、歯の寿命をのばす事が出来ます。

歯を失って悲しむ人を出来るだけ減らすことが、私の目的です。

 

一般社団法人 歯の寿命をのばす会
伊勢海 信宏


ドクター紹介

  伊勢海 信宏

img_about03日坂会 副理事長
歯科臨床研修 指導医

 出身地

神奈川県横浜市

 趣味

街の散歩・トレッキング・旅行

歯科医師になって15年以上。
若い頃は、大学での診療や訪問歯科診療で、歯がいかに大切かを身近で感じました。

その後、勉強すればするほど、様々な統計データから歯の本数が生活の質や健康そして人生に大きく関与する事を知りました。

日本は北欧や欧米と比べ、歯の寿命に大きな差がある事を知り、せっかく日本は長寿の国なのだから、歯の寿命も長くする必要があると心から痛感し、そして、それを伝えていきたいと言う思いが生まれました。

でも自分1人では何も変える事は出来ません。
私1人だけでなく、多くの人の協力が必要です。

ひと1人の力など、ちっぽけかもしれない。
でも、だれかが石を投げない限り、まわりに波紋は広がらない。

日常の仕事の合間ではありますが、
「歯の寿命をのばす」事に貢献したいと思っております。